骨格がなぜ歪むのか施術していてもよく聞かれます。
ネットを検索してもいろんな回答が書いてあります。
例えば筋肉が硬くなって骨を引張る、内臓が悪いため。
などなど治療家の中でも考え方によって異なります。
しかし、私の考えは生れ持った骨格の形ではないかと考えます。
特に人間の頭蓋骨は必ずといっていいほど他の骨に比べ左右対称
ではありません。
後頭部を両手で触って頂くことで確認できると思います。
そこに歪む要素が隠れていると考えます。
頭蓋骨と背骨・仙骨は膜で繋がっています。
人間には恒常性といって体を一定に保つ能力が本来備わっています。
病気になれば治す、ケガをすれば治すと言ったようなものです。
しかしそれとは相反する作用で環境に適応するように
何らかの形で代償する能力もあります。
例えば肘をけがして伸ばせないとしましょう。
遠くのものを取る時どうするでしょう。
おそらく体をねじったり伸ばして取るのではないでしょうか。
頭蓋骨に歪む要素が存在し、何らかの外的刺激
(長時間の同じ姿勢や不良姿勢)によりどこかが歪む
それを補正しようとさらにどこかを歪ませ代償していくという
繰り返しで骨が歪めば筋肉が硬くなるという
流れになっていくのではないでしょうか。
そしてついには痛みが出てくる。
痛みのない方をみても骨格のゆがみは存在します。
ではどのくらい歪めば痛いのか・・・
人によって異なるとは思いますが、それぞれ器があり、
それからあふれた状態が痛み(体の危険信号)ではないかと
考えます。
腰痛・肩こり・膝痛・頭痛などいろんなところに痛みが出ますが、
元々の歪みから来る痛みは頭蓋骨かもしれませんね。
人間の体はまだまだ解明されていないことが多いのが事実です。
それを追求するのが人間の課題かもしれませんね。
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