春らしい気候になり、桜も咲いてきましたね。
出会いと別れの季節ということで後輩からも
職場が変わりますという連絡も数名きました。
さて本日は大腿骨頚部骨折です。
この骨折は高齢者に非常に多く
寝たきりになる要因の一つでもあります。
大きく2種類の骨折があります。
①関節包と言われる袋の中で骨折するタイプ
②関節包の外で骨折するタイプです。
2つの種類で手術の方法も大きく変わってきます。
①の関節包内での骨折の多くは人工関節置換術と
呼ばれる手術になることがほとんどです。
具体的に言うと骨盤側の太ももの骨の先を金属に
入れ替える手術です。
②の関節包の外での骨折では主に自己の骨を金属で固定
することが多いです。
細い金属を骨の中に通して固定したり、骨に中に
金属を入れて固定する方法です。
ここで不思議に思ったことはないですか?
どちらも手術ですよね。
手術なしで骨はくっつかないのかということですね。
この場所の骨折はくっつきにくくなっています。
体重がかかるところであるため骨がずれやすい
また関節包内だと関節液があり骨がくっついていく
過程を邪魔します。
また骨への栄養血管の影響もあり手術が多くなります。
春は動きやすい時期になります。
転倒などをして骨折しない様にお気を付け下さい。
コメントをお書きください